これからどうなるのか不安な人へ
どうも。豊です。
今回は「これからどうなるのか不安」になってしまう人へのメッセージです。
不安になるのは、全体の流れが滞っているから。
さて、不安材料に事欠かない昨今、特に説明の必要もありませんね。
このような時というのは、プライベートや仕事も、なんだかうまく運ばず、イライラしたり不安になったりする事があるとおもいます。
結論から言うと、それは世界全体の流れが滞っているからなので、あなたが悪いわけではありません。日本だけでもありません。だから、特に気にすることはありません。
ぶっちゃけみんな調子が良くないのです。
全体が滞っていれば、当然一人一人の事も滞りがちになり、川の流れと同じように、それは同じ流れにいる全ての人に同じ事が起きています。
調子がいいあの人はどうなのか?
「あの人はなんか最近仕事が多く入ってる」
「あの人はなんか最近家を買うらしい」
「あの人はなんか最近結婚するらしい」
などなど、「よく見える」人は必ずいますが、これは2種類に分かれます。
本人の自覚の有無を別にすると、
1.本当はもっと良くなるはずだった人
2.本当は調子が悪いのに無理をしている人
この2パターンしかなく、実際にうまくこの状態を活かすような形でやっている人というのは皆無です。
例えば、川の流れが激流の時、うまく波を乗り継げばどこまでもあっという間にたどり着きます。ですから、時代の状態が激流の時は「うまくやる」ことが求められるわけです。
ですが近年は「停滞」なので、うまく乗り継ごうにも波がないのです。そして人々はなんとか「わざわざ波風を立てる」事をしてきたのですが、これもまた停滞してきているわけです。
停滞は、言い換えると「平穏」
実は停滞というのは、客観的な状況としては「平穏」と同じなんです。
平穏も停滞も、物事が大きく動かず、ただゆっくりと流れる状態の事。
少し間違うと怪我をしたり命すら危うい激流に比べて、非常に落ち着いた状態と言えます。
ただ、平穏と停滞、何が違うかというと、主観的な人々の「気の持ち様」が違うわけです。現代人は本来安心するものに対して不安を感じています。
なぜ、このような事が起きているのでしょう。
生活を支えるのが「変化するもの」か「変わらないもの」か
安心のベースになる、「人の生活を支えているもの」はなんでしょう。これを考えるとわかります。
古代の人は、毎年毎年変わらない山や海の近くで、季節ごとにとれる山や海の恵みを食べて生きていましたから、当然「変わらないもの」が生活を支えてきました。
シンプルですね。
では現代はどうでしょう。
現代人はお金ベースの経済の上に成り立っており、お金というのは新発売やら限定商品やらと「新しいもの」つまり「変わるもの」を好みます。
なので、一人一人がお金を稼ぐという行為は、社会に対しての「変化」を提供する事と言い換える事が出来ます。
そして、時代の変化の多い時ほどお金が回り、自身にも入ってきやすくなります。
つまり「変化」自体が、「お金」を生み、お金が生活を支えているので、結果として「変化」=「生活を支えている」と言えます。
よって、現代人の生活のベースは、「変化するもの」によって支えられていると言えるわけです。
複雑ですね。
人間は本能的に「変わらないもの」の中に安心を見出します。ですが、現代の生活ベースが「変化するもの」によって支えられているため、状態に対して相反した感覚を覚えるわけです。
「変わらないもの」に目を向けよう。
幸いな事に、お金ベースの経済であっても、変わらない事というのはあります。
例えば、人は家に住むとかご飯食べるとか服を着るとか道具を使うとか、人同士コミュニケーションを取るとか。
つまるところこのような「人の本質」というのは変わりません。
どんな時代であっても、実際にやってる事は一緒なんです。
そして、この人が変わらずやっている事に対しては材料や道具などの「モノ」が必要で、この「モノ」は、元々自然にあったものを借り受けてきたものです。
これも、人が人である以上変わらない事です。
また、この「自然のカケラ」と「人」とを繋ぐのが「技術」であって、これも人が人である以上変わらない事です。
例えば技術を身につけるとか、人が人である以上無くならない仕事をしているなら、変化は大きくても小さくても構わなくなります。
また、例えば食べ物を作る技術、得る技術や、身の回りの必要なものを作る技術などに触れたり、身に付けたりすれば、変化がどうであれ構わなくなります。
現代人は、自身が「変化を構わなくなった」時に初めて、「停滞」を「平穏」と呼ぶ事が出来るわけです。
また、こうなれば、次に来るかもしれない「変化」という「嵐」も乗り越えていく事が出来る強さを身につけられるようになるわけです。
近年は不安が多い時ですが、だからこそ、
ただ停滞の淀みに飲まれ沈むのではなく、本来の「変わらないもの」に近づき、本当の強さと安心を見出していく事が大事なのではないでしょうか。
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