【防災】荷物は軽くしよう。


ものすごくシンプルに言うと、「防災」というのは命の「安全」を確保すればよい。

それだけのことなのだ。


その安全を確保する時、その「時間」と「場所」で必要な備えは変わる。

特に重要なのは「時間」になる。


たとえば、地震の際、時間軸で分けると4段階に分かれる。

  1. 「揺れている最中だけ」は怪我などしないようにする
  2. 「避難する時」も怪我などしないようにする
  3. 「避難場所」で不自由なく過ごす
  4. 「避難所」で快適に過ごす

このうち、「1」だけなら、なんの荷物もいらないが、

2、3、4と考えて行くとどんどん「荷物が増える」わけだ。


だが、考えてみるといい。

そもそも怪我をしなければ、包帯も消毒液もいらないだろう。

避難する最中におきる中途半端な怪我というのは「本人の不注意」によって起きる。つまり、「何に注意すべきか」を知っておき、冷静に行動することで、ほとんど怪我は未然に防げるのだ。大げさなファーストエイドキットなどを持つことよりもこちらの方が重要だろう。


次に、「避難場所」だが、ここには長くても1晩過ごすぐらいだ。ここで不自由なく過ごすのは、「靴」「上着」「小銭」「スマホ」「ライト」ぐらいで十分なのだ。

逆に普段からしっかりした「靴」を履いているとか、その季節の一夜を外で過ごせる程度の「上着」がいつも近くにかけてあるとか、小銭入れとスマホとキーホルダーをいつも同じところに置いているとか、とにかくこの5つは持っている状態を毎日「習慣化」していれば、急に家を飛び出すように逃げ出しても、とりあえず必要なものは持っているわけだ。

逆に何十キロもあるような非常用持ち出し袋など持っていったところで、このときほとんどが必要ないもの。これを引っ張り出す時間や探す時間、重さを抱えるエネルギーがあるなら、さっさと避難場所に移動した方がいい。


このときに大事になるのは「何を用意しているか」ではない。

普段から「何を身につけているか」なのだ。


毎日の装備が身軽であり、かつ必要なときに必要なもの「は」ちゃんとあるというのが最高の備えであって、重いというのはほとんどが「無駄」になるうえ「障害」にもなる。

ふだんから有事の際に必要なものをいくつか持ち歩くことは大切なことだが、無駄な筋トレをする必要はないのだ。


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