【防災】学ぶべきは「困らなかった人」

防災、減災などの話になると、
大抵は「被害が大きかったところ」の話が
クローズアップされ、
次に大して被害もない人たちの「不安」が
ピックアップされます。

ドライに話をすると、
実際のところ、
これらの話の大半は「役に立ちません」。

「九死に一生を得る」ような話というのは、
ドラマチックで見世物としては
面白いのかもしれません。
だから、テレビやニュース等では
これらばっかり話として上がるわけです。

でも、実際に同じ災害でも
「大して困らなかった人」、つまり
普段とあまり変わらない生活を送った人というのは
実はたくさんいます。

役に立つのは、この
「大して困らなかった人」が
なぜ困らなかったのかを知る事なんです。

だってね、
うまく行かなかった人が、
「次はこうしよう」という話は、
実際まだ「やってない」事。実績がないのです。

また、「困ったからこうした」を見習えば、
やっぱり一度は「困る」を経験しないと
使えないでしょう?

「困る」という状態に
「そもそもならない」ことが
「防災」なんですよ。

そこに近づけていこうとするのが
「減災」。

このスタンスがズレていると、
結果的に対策もズレるわけです。


最近で言うと、
「千葉の風水害」と
「北海道のブラックアウト」。

どちらも「電気」という
インフラを寸断された状態に陥ったわけですが

実は
大きく「困った人」と「困らなかった人」が
別れた災害と言えます。

この時にテレビやニュース等で
全く取り上げられていない、
「困らなかった人」と同じ備えをしていれば

もし電気がなくなっても
「困らない」わけですよね。
これは既に成功した実績がある。

私もブラックアウトを経験しましたが、
私を含め私の知人の多くは
「大して困っていなかった」のです。

ここでの備えというのは
実は一般的に言われていることとは
結構違うのです。

こういった事を踏まえたうえで、
何が起きても「困らない」状態を作るのが
本当の「防災」であるわけです。

セミナーやアドバイザー養成講座では、
このあたりを分かりやすくご説明します。

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