人間も脅威?

ネイティブライフ・クリーエーター協会の加藤敦子です。


数年前になりますが、夕食時にアマゾンプライムで映画を見ながら食事を取っておりました。いわゆるB級映画で、突っ込みどころも満載。そんな映画の内容は、アメリカに流氷が襲ってきて、各地が氷や海に飲み込まれていってしまう。そんな中、一つの家族の両親が、学校の寮にいる娘などバラバラになっている家族を助けに行き、みんなで避難しようとするスートリーです。


その中のシーンで、遠い街に住む娘を迎えに行く為に、車で暗い道を急いで走っていると、1人の男性が現れます。曖昧な記憶なのですが、最初は助けを求めてくるのだけれど、結局銃で脅して車を奪い取る…という流れだったような。。。このシーンを見た時に、「そうだよな」と妙に納得しました。


車も水も食糧も、時には衣服もそうかもしれない…自分を守ってくれると思っているものが、持っていると安心できると思っているものが、場合によっては自分を危険に晒すことになるのですよね。それを持っている事によって、襲われるかもしれない、命を奪われるのかもしれない。でも、それがなかったら、そもそも生き延びられないかもしれない。


極限状態でも、人間は助け合うものだ!と信じたいけれど、危険がそこまで迫っている時に、人の事まで構っていられないというもの、確かにあるだろうな…と思うのです。


例えば、東京でラッシュの時間帯、誰かにぶつかってもお詫びもせず立ち去る…とか、我先にと電車に乗ったり出口に向かったり…。人が行き交う道路の真ん中で、数人で立ち話していて、人の邪魔になっていることも気にしない感覚も、そう。「自分さえ良ければいい」「自分がしたいようにしないと損」という姿勢も、日頃の生活でも垣間見ることありますものね。。。気持ちや時間や体力に余裕がないだけも、そう。ましてや…です。


例えば、ゆっくりと、自分の命の終わりに向き合えたとしたら、様々な葛藤や不安、悲しみを乗り越えて、「死に様=生き様」を自分に誇れるものにしようと思えるかもしれない。その結果、人に優しくなれたり、分け合うことにも不安は無くなるのかもしれない。


けれど、突然、極限状態に置かれた時に、家族でもない人の為に、一体どれだけの人が「みんなの為に」と思えるのだろう。


昨日ドラッグストアへ行ったら、ガランとした棚があって、そこには「マスク類お一人様3点まで」と書かれた紙が貼ってありました。・・・。「ないと思うと欲しくなる」ものですよね。。。私は、季節問わず、出張時には移動やホテルの部屋で、乾燥を避ける為にマスクをするので、買い置きしていたものがありましたから、必要とは思いませんでしたが。。。ストックが少なくて、代用品もないなと思ったら、やっぱり2箱くらい欲しくなっちゃったかも。。。


サバイバルや防災の事を学びに行った際にも、色々な講師の方が、「都市でのサバイバルは、まず人に見つからない事」と言っていました。


不安だからこそ、人がいる場所へ行きたくなってしまうけど。。。もし、あなただけが十分な備えをしていた時に、どうなるか…ですよね。


そう思うと、1人でも多くの人が、日頃から備えて欲しいし、ピンチを乗り越える知恵やスキルを身につけておいて欲しいと思ってしまいます。不安や恐怖が人をおかしくするならば、安心材料が多ければ多いほど、人は冷静になれるのですものね。…きっと。


…………。協会の活動、がんばろ。




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