【備蓄ローテレシピ】基本の備蓄
どうも。豊です。
防災食、というと「カンパン」とか「レトルト」とかを思い浮かべるのではないかと思います。また、備蓄は結構かさばる上に、気づいたら賞味期限が切れがち。年に一度一気に消費するなんてのはやってみるとかなりキツくて、結局そのまま捨ててしまう。こういったケースはかなり多いと聞きます。これらを一気に解決するのが「常備蓄」を使った「備蓄ローテレシピ」です。
備蓄しておくべき食料は「2週間分」
最近災害が発生した時、自衛隊やボランティア等の救援がきたところは食料が比較的早く入ってきていて、翌日〜1週間後には報道されていたような箇所には食料が届いていました。ただ、報道されていない小さな集落や山奥などは、2週間経っても何も復旧しないで道も寸断されたまま食料を買いに行くことすらできない状態の場所も多くあったようです。
また、北海道の地震の際は札幌の近くの物流拠点が被害を受けたため、ブラックアウトが復旧した後も2週間ほどは様々なものが品不足となっていました。首都直下型をはじめ都心部が被害を受けるような災害の場合、こういった理由でも食料品が手に入らないような事態も考えられます。
とすると、やはり2週間分程度は置いておきましょう、というのが最近の考えのようです。
ただ、防災食を2週間分って、一体どこに置けば良いのでしょうか。。
普段の食材を工夫しよう「常備蓄」
普通スーパーで買い物をすると、買ってきたものをすぐに冷蔵庫に入れますよね。でも、そのうちの半分以上は常温で保存が可能だったりします。いつも買っている「常備」の食材をそのまま「備蓄」として使える食材を、我々は「常備蓄」食材と呼んでいます。
日持ちする食材として、じゃがいも、にんじん、たまねぎなどはもちろんですが、
例えば、、
- 卵(1〜2週間)
- 真空パックされたあさり(3〜6ヶ月)
- こんにゃく(数週間から数ヶ月)
- アボカド(熟れ具合では数週間)
- トマト(数週間)
- りんご、みかん(数週間)
- きのこ類(1〜2週間)
など、様々な食材が、意外と常温でかなり日持ちします。これらを少し多めにストックしローテーションさせて行くだけで、1〜2週間分の食材は簡単に確保できます。また調味料系と昆布や鶏ガラスープの素などの出汁系はほとんどが常温で2週間以上普通に保存できるので、火と水さえあれば、ほとんどいつもと変わらない食事が作れるわけです。
これに、予備的に缶詰などの保存食等を追加したものが「常備蓄」。
普通であればすぐに食べられなくなってしまう食材も、「古の知恵」で漬物などといった保存食にしておくと、普段の食事に花を添えてくれます。また、なかなか日持ちしない肉や魚も、その一部を缶詰や真空パックされたものに置き換えていくと、だいたいはすでに火が通っているので「時短」で「簡単」で「すぐできる」とメリットがたくさん。意外と安いですしね。
結果的に、わざわざ「備蓄」として買わなくとも、普段の食材に少し工夫をする方が、生活に潤いと時短を与えてくれる上に家の冷蔵庫や食納庫がそのまま備蓄になる、といいことづくめになるわけです。
普段の食事に取り入れよう
予備的に備蓄する食料は、基本的にシンプルな味付けの缶詰などをチョイスしたほうが効果的。基本的に調味料は常温で保存するものがほとんどなので、様々な料理に活用できるシンプルなものを選びましょう。また大きく4タイプにわけて考えると、自分にあった備蓄量がわかって来ると思います。
さかな、肉
例えば、「シーチキン」は鉄板ですが、ほかにも「やきとり缶塩味」は万能で、そのままはもちろん、イタリアンや洋食、和食、中華にも使えます。おつまみ用やさんまなどでよくある「たれ味」系は、そのままで美味しい反面、飽きが来るのが早い欠点があります。これは「玉ねぎ」と「マヨネーズ」が救世主になってくれて、これがどちらかでもあればご飯だけでなくパンにもとてもよく合うようになります。
野菜、豆
現代人は普段から野菜が不足しがちと言われますが、「トマト缶」や「煮豆缶」などはスープやサラダ、煮物等にも使え重宝します。
調味系
また、「瓶詰めオリーブ」や「ドライトマト」「バジルペースト」「アンチョビ」などは少しあるだけで本格的なイタリアン風味を楽しめますし、「ザーサイ」「食べるラー油」はおかずとしても中華の具材としても優秀です。
フルーツ系
実際に「嬉しい」のがこれ。普段食べすぎると糖分が多すぎてあまりよくはないですが、災害の現場では、メンタルケアも重要視されるようになっています。やはりカラフルで甘いスイーツであるフルーツ系は嬉しい一品になるでしょう。また糖分でエネルギー不足を解消できますし、ビタミンCも補えるため、栄養としても申し分なし。その代わり食べ過ぎないようにしましょう。
レシピ
これらを使ったレシピをいくつかご紹介しています。ほとんどが7〜10分程度で出来上がる時短メニュー。忙しい普段の生活にも活用してみてください。
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